日別アーカイブ: 2017年2月11日

午前3時のメール

朝6時。気温-1度。雪のち晴れ。最高気温8度くらい。春に近づき寒気の僅かな差で予報気温が異なってきた。

今朝は瀬戸内海に近い自宅の方が積雪が多かった。

午前3時前にボンヤリ目覚め、なかなか寝付けず布団の中で携帯で天気やニュースをチェックしているとFさんからメール着信。

「熱があるので今日は休ませて下さい」

今週の初めから仕事やプライベートのメールが多く、今日は無理をさせない方が良いと思ったので4時前に薄っすら雪が積もる道を農園へ向かった。

一日の段取りや雪の影響も心配だったのでメールの返信は後回しにし、コンビニで買ったドリップコーヒーを飲みながら今日の予定を確認。

運転中、早く起きて「メールに気付いて」とばかりに追伸が何度か入るが「寝たふり」をして、ゆっくり車を運転する。

気温がそれほど下がらなかったので路面凍結なく4時30分ころ吉部に着き、少し眠気でボンヤリして来たので吉部八幡宮にお参りして気持ちを入れ替えメール返信。

「早くからのメール助かりました。今日はゆっくり休んで下さい。今から仕事を始めます」

朝5時前だったので産卵体制に入った鶏も「ちょっと驚き顔」。何か事故があると予定が押すので「今日はFさんが休みなんでスミマセンねぇ」と小言を言いながら鶏舎を回る

湯気があがるタマゴを受け取りながらボツボツ7時まで2周ほど採卵。その後、選別パック詰めを少し済ませ、3回目の採卵。

土日祝日バスは吉部に出入りが少なくIさんは、いつもより30分遅い9時出勤。帰りも運行少な目で14時台を乗り過ごすと17時まで便がない。

彼女も給餌があり、たくさんの採卵を押し付けて配達に出ることは出来ないので、いつもより神経を使う一人仕事。

来週月曜日お届けするカステラの受け取り、今日の午後製造していただくタマゴも何とか無事に午前中に納品できた。

少し多めの作業が残る農園に戻ると運動場に張った防鳥ライン絡まったフクロウを父が「すまんのぉ」と誤りながら外していた。

作業を手伝い弱ったフクロウを鶏の捕鳥カゴに入れ、久しぶりに野鳥の会をお世話されている方に電話をする。

体力があれば日中も飛べるので「カゴのフタを開けて、もし飛べないようなら私が引き取ります」と有り難いお返事。

丁度、オシドリの生息観察で午後から小野湖をカウントしながら農園近くまで来られるようで。

Iさんを14時台のバスに載せられる作業の目処が着いたので、少々気がかりだったフクロウを見に行くと私が近づき慌ててカゴが弱々しく飛び出した。

飛び立った直後、上空から狙っていたカラスに突き落とされ隣接する大きな原っぱに墜落したのでホウキを持ってダッシュ助けに行く。

一気に5羽のカラスが群がり、上空では鳶がグルグルと旋回。危機一髪でフクロウを助け、着ていたジャンパーで背中から包んで、またカゴに戻し野鳥の会の方の引き取りを待つ。

ジャンバーで包んで脇に抱えるフクロウは首を一周させて私の顔を愛くるしく大きな目で見つめ可愛いかったが、どうしてやることも出来ないので保護してもらった。

長い作業を終え、Fさん宅を家庭訪問し、吉部八幡宮の祖霊舎にカステラをお供えして、いつもの配達をしながら自宅に戻る。

今日は長い一日でしたが、無事終えることができました。ありがとうございます。

あだちまさし。