夏の夕立

朝6時。気温24度。晴れ、夕立あり。13時ごろの最高気温33度。日没後も温度下がらず夜中2時の23度が最低気温。

先週、Fさんには7時半からの採卵をお願いした。鶏も夏バテ気味で産卵時間が少し遅く、気温が上昇する日中の作業を少し軽減させたかったから。

朝の産卵数は少な目だが、少し前倒しに作業を進めながら運動場に鶏を放す。その後、川に下りてポンプを設置。先週の木曜日から川から水を汲み上げ、毎日5時間程度、井戸のまわりに散水してきた。

水位はやや上昇気味だが、この間、一度も降雨なく現状維持が精一杯の井戸。散水した川の水が地面を浸透して少しずつ水量を上げていくので仕方ない。先月に猛烈な勢いで伸びていた雑草も意気消沈気味で、夏バテ気味の私たちには束の間の安堵。

ひととおりの作業を終えて7時すぎに配達へ出る。Fさんに気がかりなことがあり、ここ二日、Iさんも体力的に、かなり厳しい状況だろうと感じていた。今日の産卵状況も心配だし。明日のご予約が出荷出来るかも気になる。

私も同じように仕事を抱えているが。いつもIさんが給餌してくれるおかげで鶏が産卵してくれる。Fさんが採卵してくれたタマゴ。パートのF井さんもこの時期、タオル鉢巻で選別。

何よりも、しんあい農園のタマゴをお引き立て下さるお客さまがあってこその仕事。

ワレモノ満載の車をハンドルを握る私の責任も大きいが、急ぎ足で回る配達だが農園の作業を少しでも感じていただけたらと想いながらの配達。

お客さまからは暑さを労ってもらったり、鶏の心配をしてもらったり、その都度、現場の事情を少し話させてもらう。

自分も時間に追われながらだが、猛烈な暑さの中で農園で作業をする皆が気がかりな道中。

最後の配達終え、小郡から峠越えで小野に入ると久しぶりの夕立にあう。アスファルトからは湯気が上がり「もっと降れ!!」と言いたいところだったが、この時間、13時ごろはIさんがリヤカーで採卵中。

慌てて帰るものの農園は雨なし。時折大きなカミナリの音がし、作業をする背中には冷たい風が吹く。

作業場で仕事をする、F井さん、母、私の3人も夕立を期待しながらの作業。

15時前から念願の夕立到来。30分程度だったが、雨上がりの風は冷たくとても気持ちが良かった。

カミナリに怯えて、鶏舎に入っていた鶏たちも一斉に涼をとりに木陰で遊びだす。

夏真っ盛りといった日が続く中、久々の雨の恵みに感謝です。

あだちまさし。