そりゃぁ〜もうぉ

朝6時。気温25度。晴れ。最高気温29度。暑い。暑い・・・

風通しや日差しの加減もあるので体感気温は30度は超えていたように感じる。

月曜から水曜日まで選別パートのF井さんが今週はアルミの脚立持参で出勤。農作業後、予防接種のため通院するのに汗がひかないので、途中、本屋で立ち読みしながら体を冷やしたら夏風邪を引いたとのこと。

風が吹かない日は作業場での立ち仕事も、かなり体力勝負なので、辛くなったら脚立を背もたれにして仕事をしようと自宅から持参された。

病院で点滴をうっての勤務jで、何とか3日間、アルミ脚立の世話にならずに済んだと安堵の表情で職場を後にされた。3日間、無理を押して仕事をさせ申し訳なかった。

昨日は「ウナギの日」。配達先などで視覚と嗅覚を駆使してウナギを味わった。

二週間ほど前、Fさんと歌謡食事会をし、すき家で「うな牛」を二人で胃袋に入れたので、グッと我慢して視覚と嗅覚のみ。

毎年恒例だが、吉部の仕出屋「柳屋」のカウンターには引き取り主を待つ「蒲焼」が行列を作る。一本一本にドコドコのダレ。マルマルマルマル円と札が貼られギッシリ並んでいる。

視覚で札の名前を見ながら、鼻の穴を大きく開き大きな深呼吸をする。並べられたウナギの札に「荒滝Fさま」と一本あった。

新天町にある八百屋は、富裕層の方が通う鮮魚店内にある。ここでも毎年恒例で、店先で炭火でウナギを焼き上げる。タマゴを八百屋に納品し、しばらくウナギが香ばしく焼かれる様を拝見する。

やはり鼻の穴は全開で、全身に蒲焼臭を漂わせ店を後にした。

八百屋で配達を終え、すぐそばのスーパーで買い物。鮮魚売場にはやはり「ウナギ」。国産、中国産、あと大きさによって値段が違う。

買い求めるつもりはなかったが、値段を確認しながら、長い間、ウナギと睨めっこをした。私の隣で同じように険しい眼差しで値札を凝視している婆さんから

「何でこれだけ値段が違うのか?艶か味か?大きさか?」と真剣な顔で質問されたので、「ジャパンかチャイナですよ」と応えると「ナルホド」と婆さんが深く頷き。

今朝、配達前にFさんと少し打ち合わせをし、「夕べは柳屋のウナギは食うたか?」と問うと「ハイッ」と気持ちよい返事。

「美味かったか?すき家のうな牛より?」と更に尋ねると、「そりゃぁ〜もうぉ」。

「そりゃぁ〜もうぉ」で丼のメシを胃袋に入れる彼の姿が想像でき、おかしかった。

あだちまさし。