母しっかりしてきた


防府から母の病院にむかう途中。周防灘と竹島が眺められる道添いで弁当をいただいた。農園の朝は薄氷だったので厚着で出た。食後に一枚減らした。陽気のせいで眠くなりシートを倒した。しっかり30分熟睡した。
母は「さっき真砂恵(次女)がきた」と上機嫌。介護度5の判定を受けたときは、オムツ・夜も騒ぐ・幻想の世界だったが、いまは食堂まで車を押して歩き自分で食べる。ときおり「あんたにあげる金は陛下に預けておる」というぐらい。その金額はいくらかと聞いたら「1万5千円」と真顔でこたえた。
手足を撫でて時間がたった。帰り際「気をつけて」と手をあげた。母と同じ部屋で寝ていた子供のころ、母の寝言はいつも「進ちゃん!」と呼びわたしは目がさめた。母はわたしの神様。