杵築の番組


神戸震災で約3ヶ月、兵庫区浜山小学校避難所の2階音楽室に寝起きして、4月末の復興祭で避難所は解散した。つまり仮設住宅は完成し街が動きはじめた。全国市町村からゴミ収集車がひしめくように神戸に集結してガレキやゴミを捨て場に運んだ。そして交替で地元に戻るときは積載量をオーバーするゴミを満載した。
震災直後、物資の奪いあいまであり殺伐とした神戸が3ヶ月で復興の芽を出した。生きて行こうとする力を助けようとする力が両輪で動いた。あのときのパワーがいま東北被災地で望まれる。
土曜日を300キロ走り、戻って草刈りもできた。録画した杵築市の観光番組を晩酌しながら楽しんだ。九州各地を知っているわたしが一番好きな場所が城下町の杵築市。特に武士が馬を走らせた石畳「酢屋の坂」隣接の大原邸から侍が馬で駈けくだるような雰囲気がある。画家の石原先生お気に入り「とまや(お茶屋)」の凛とした女将も紹介された。もう一度杵築の石畳を歩いてみたくなった。