アルミ缶満載


配達はじめは、山口市内のスーパーマーケット。以前は荷受けを担当の女性と荷揚場であった。もともと小枝のような体型が一段と細くなり顔がやつれていた「どうしたかね」と声をかけたら、ペレット(うさぎ)を二匹飼っていたが、一匹が一週間前に病死。それからもう一匹も食欲がなくなり「二人とも死んだんよ!」それで彼女も哀しみで食べられないから3キロ痩せた。と泣きながら話した。個人的な縁はないが、聞いてやればよいのかとしばらく聞いた「聞いてもらってありがとうございました」で終わった。配達の最後は、中一の娘に達成感を味わってほしいと、主人に頼んで富士登山ツアーに行かせたら、登頂が果たせなく挫折感いっぱいで戻った。どうアドバイスしたらよいですか「わからん」と返事をした。それから、結果は親の責任という理屈を話した。いろいろ会話を交わして配達は終わる。
きょうも農園にもどる荷台はアルミ缶満載。このアルミ缶で生きていく人たちを少しでも支える役にたつ。