楽しく老いていきたい


船木の今村さん宅に配達したときほとんどお留守である。奥さまはカルタクィーンで稽古や公民館活動。ご主人はもと大学野球監督の大柄で、体力をいかして野菜づくりに精出しておられる。畑に行かない日はおおきな指で陶芸。雨で土がやわらかい畑に行けないので、きょうは陶芸の日だった。離れの部屋で土をこねておられたので声をかけた。この寒さのなか暖房をせずに、指を器の水で濡らしながらの作業は見るからに寒そう。暖房は土が乾きすぐるから使わないそうである。職をリタイアしたあとの人生がこちらのご夫婦は輝いていると感じた。
料理の竹内先生が「先日から、下関の松村社長がよくテレビに出られますね」と。農園でご縁があり「アンコウ料理を研究せんかね」とたくさんのアンコウを渡され、ナンプラー(魚醤)をつかった唐揚げがその後できた。知り合った人がテレビに出ると嬉しいものである。
昨夜は、東京の膳師さんからメールもいただいた「下関の特集番組で松村さんを観ました。屋久島の思いでが懐かしいです」と。当時、膳師さんは東宝映像の役員をしておられたが定年をむかえられ、ご自分の道でバリバリ活躍しておられる。また高齢の仲間を大勢誘って屋久島の旅館でおお騒ぎして縄文杉まで歩きたいものである。
わたしは先日の小倉ホテルで黄正吉さんから「ゴマ塩頭の・・・」と紹介されて壇上に上げられたし。そのあと黄さんは「ゴマ塩でも毛がある人がうらやましい」と。みんな高齢化。