それほど田舎がよいか

書店に田舎暮らしをすすめる本がある。テレビ番組「人生の楽園」も田舎で人生が開花したような番組。農園で13年生活して、わたしは地域とかかわりをしない生き方をしている。理由は、わずらわしい。
夕方、わたしに用事があり女性が車で来た。それをわたしに興味本意で話題にする者「あんた貧乏しちょるそか」近くの商店で発泡酒を買ったことが伝わりそれを言わせている(いつも発泡酒を飲む)。農園に出入りするトラックがホコリを巻き上げて畳が汚れて困ると言う。だから地域のみなさんにわたしから挨拶はするけれど、それ以上の付き合いはしない。
金曜日は周南市まで走る。正午の周南市警察署の道路は確保された事件の容疑者が移送されマスコミ陣で混雑していた。もちろん罪はきちんと裁かれないといけない。けれども都会の人間関係は殺伐として、田舎の人々は穏やかに生きているようなマスコミ論調にわたしは違うといつも感じている。事件は過疎の限界集落でおきた。
朝、まるで風呂場にいるような湿度を感じていた。7時すぎに激しい雷雨になり、配達先の山口市内で車から出られない。連日の暑さに雨はスコール。熱帯気候になっているのではなかろうか。