牧さんと楽しい酒

昨夜、ふるさと宮崎から現場の大阪に向かう牧さんが立ち寄ってくれた。イワシとブリの刺身。イワシと野菜の天ぷら。野菜サラダ大盛り。牛肉ガーリックなんとか。
酒は、牧さん土産の屋久島三岳酒造「愛子」をお湯割り。
牧さんは神戸の避難所に宮崎弁の20代中ごろ、腕の太さが際立つ好青年がヤマハ大型バイクで東京から来た。わたしの宮崎好きも手伝い、あれからずっとお付きあいさせてもらっている。1月の三ノ宮慰霊式参加も彼に宿など任せた。
西日本高速道路の維持管理を担う仕事を、宮崎の男たち10数名を従えやっている。いつ、どこに現場が発生しても対応できるよう各地域に住居を押さえており、その家賃は毎月100万円以上らしい。
仲間の宮崎弁男たちもほとんどが農園で泊まって焼酎を酌み交わしたから知っている。クセがあり、そこらへんの会社ではつまはじきされそうな男たち。彼ら一人ひとりの事情も理解して、かくれていた能力を牧さんが引きだし育てあげている。
彼はフィリピンに英会話語学研修で数ヶ月滞在したらしい。最近。いつも新鮮な刺激を彼からいただいている。12時前までお湯割りはすすみ「寝よう」とわたしが幕をおろした。
わたしは4時。スッキリ起きた。牧さんにはCD3枚(平原綾香クラッシックス)と焼酎1本。高倉健「単騎千里を走る」録画と卵を渡して「いつでも来いよ」と見送った。
8時に山口市フジグランに納品して、県立美術館「明治工芸の粋(これぞ明治のクールジャパン)」9時開館の一番のりをした。音声ガイドを借りて明治工芸の粋を1時間堪能した。なかでも象牙を彫って野菜など彩色した安藤緑山の作品にはくぎ付けになった。
家内には、美術館のあとは湯田温泉経由で農園に戻ると計画を話していたが変更。
わたしが来月歩きたいスタート地点に行き、農園までの距離、コンビニや宿を確認した。距離は45キロ。けれども海抜0から、中国山地を越えるルート。松村御大の100キロには及ばないが、来月は挑戦。家内は昼の海鮮丼に大満足。