ヤクルトレディ

火曜日(12日)の午前中、激しい雨の時間があった。ヤクルトを配達している真砂恵さんもこの雨にあっているだろうと心配だった。夕方、雨のなか仕事がたいへんだったろうとメールを出したら「バスタオルを用意してくれたり、あたたかいコーヒーで待ってくれたり、雨でも素敵な1日でした」と返信があり、みなさんのご親切に感謝した。
今朝8時半ごろから下関は落雷と豪雨がしばらくつづいた。わたしは長府を走っていた。雨もおさまりお昼前、南風泊市場の階段でまつ毛の長い金髪ヤクルトレディが、ずっしり重そうなバックを肩からさげてすれ違った「雨に遇ったか」と唐突に声をかけた「はい。でもヤクルトのお客さまは親切な人ばかりですから」と笑顔「えかったの」と手をあげた。
木曜日の朝は、小月ホースパーク(黄正吉さんご紹介)に届ける。馬はわからない。けれども輝く毛並みの馬たちは間違いなく手入れされている。馬術競技数々の栄冠が自宅の奥に見える。寡黙な主と長男が天候に関係なく働いている朝7時すぎ「鶏の食費は1日、約12円ですが馬はいくらかかりますか」と寡黙な主に声をかけた「800円ぐらいです」と、はじめて笑顔を見た。6〜7頭はいるから餌代も要るだろう。
農園をはじめた頃、松村御大のご紹介で、下関市内の証券会社支店長が卵を買いに黒塗り運転手の車で通われはじめた「配達しますから」で以後、支店長が替わっても社員さんの卵を届ける。裏口通用扉の「主」は守衛さん。配達当初から4代目「はじまりました」と言われた。裏口扉のロックは数日サイクルで変わる。それを昨日、なにかのはずみで4桁を忘れて、ご自分が中に入れない珍事(騒動)になった。その後遺症で元気がなかった。わたしの同じような事例で慰めた。
「よしの談義」読書家の主が読んでいるのは大岡昇平「ながい旅」映画「未来への遺言」原作。わたしが読みたい「野火」の作者だった。
「野火」は、火曜日のお客さまに頼んでアマゾンから手に入る。
久しぶりに「よしの談義」が白熱した。