パクリについて

オリンピックのエンブレム疑惑で思うのは。
会議録作成の本業で、文字入力、編集に印刷・製本の工程を揃えていたので出版もできると思い始めた。
本は1ページの行数、1行文字数に活字の大きさ。さらにノンブル(ページ)や柱に表紙デザインや帯。奥付け。目次にいたるまで、パテシェがゼロから売れるスイーツを作るがごとく、出版側の力量が問われる。その力量は持ち合わせていなかった。
それでも出版をたくさん手がけたのは「パクリ(盗作)」からはじめた。県の図書館に通い、たくさんサンプルをコピーして、わたしが練り出したような顔で次々に手がけた。
それを重ねるうちに、なんとなくセンスがみがかれてきたように振り返っている。盗作とは言わないまでも「参考」からのスタートはありだと思う。
けれどもエンブレムがそうならばやり過ぎ。
今朝、岡本拓也さんのお母さんと俳句談義になった。俳句に関する3冊の本を頂戴した「60歳からの 楽しい俳句入門」は特に参考になる。なるけれどパクリにならないよう気をつける。パクリが上手いから。

田舎道
秋の装いグラデーション

万歩計11000歩