ペンのちから

早朝の路上には、夜のあいだに車と衝突した動物が数多くある。タヌキ・ネコ・キツネ・イタチ・テン・ウサギ・イノシンときにはシカまでも。野犬は減っているのであまりイヌは見ない。
黄色の車体、道路パトロールが死骸を回収している。

今朝7時の萩市内。交通量が少ないので車の速度ははやい。
前方にパトカーがとまり赤色灯のスタンドをあげて、警察官が通行を整理していた。徐行して現場を通過。交通整理の警官と路上でイヌを大きなビニール袋に入れてトランクルームに運ぶ警官が二人。イヌは茶色の中型犬で首輪が見えた。

飼い主は首輪からわかるだろう。それにしても警察官には頭が下がる思いがした。

琉球新報の報道理念が1時間番組になった。百田尚樹さんが琉球新報・沖縄タイムスは潰したほうがよいと豪語した。
沖縄戦の住民集団自決に軍が関わった。辺野古基地移設など、政府と対立する、いわゆる「偏向報道」だから潰したほうがよい。
辺野古移転反対派のテント内では未成年者の乱行がネットでは指摘されている。鍵山先生たち掃除の有志は基地の金網にくくりつけられるガラスや人糞入りビニール袋の撤去に通われた。
そういう、知り得たことからの反対派に嫌悪感があった。
けれども琉球新報の番組には感動した。その一例は、防衛省高官が報道各社とのオフレコ会見で、辺野古移設を「犯す前に犯すと言いますか」で比喩した問題。
オフレコを破り琉球新報が翌日一面記事で報じて問題化され高官は更迭された。
オフレコとは言いながらも、アメリカ兵による少女レイプ事件。なにより深刻な基地問題をそのような言葉にする重大性から、報道各社から掟やぶりと嫌われても、その後に報じたことが尾をひいても沖縄(ウチナンチュー) の購読で戦後支えて貰っている使命は果たす。編集長は言葉をつまらせながらインタビューに応じた。
わたしに辺野古はよくわからない。はっきりわかるのは政府に民意が届かないこと。

風そふいて 色とりどりが舞い落ちる

万歩計6000歩