幸福論

Eテレ番組に無関心だったが「数楽の会」で脳に変化があり、番組チェクするようになった。毎週金曜日午後の高校歴史(日本史と世界史)は楽しみ。その内容で疑問が残ったら「よしの」で教えを乞う。
「100分de名著」例えば、中国古典の「菜根譚(さいこんたん)」数年前に勉強した。この本に詳しい方が、わたしのような初心者に理解できるよう番組内容を制作する。25分番組×4回で100分完結。短期集中決戦型のわたし向き。
今回、再放送「100分de幸福論」100分で4冊の名著を、幸福の視点で読んでみる。
2時に起きたのでしばらく再生した。
井原西鶴「好色一代男」今の貨幣価値で4000億円を一代で使いきる話し。
肉体交渉、女3742人。男725人。まさに酒池肉林の人生。それが果たして幸せか?
つまり、やりたい放題できる人生が幸せかを、哲学・経済など4名の学者が、専門分野の視点から「幸福」を述べる。
わたしが中学生のとき、自転車でひとり下関水族館まで行った(片道50キロ)。関門海峡を眼下にできる「クジラ館」ベンチで休憩していたら、60代ぐらいの夫婦らしきが隣のベンチに座りおにぎり弁当を食べはじめた。食べ終わると男が設置された望遠鏡にコインを入れて海峡を眺め「おい!」と女を呼んで自分が見てよかった風景を、コインが落ちるまで見せた。わたしは、その光景がいまでも脳裏に「幸せ夫婦」として残る。

今朝5時ごろ、神戸ナンバーの大型ワンボックスが2台橋を渡った。撮影機材がおろされて川釣り番組収録のようすに見えた。
まだカワウやサギが川に集まらないから、ワカサギ産卵の遡上はないからバスもいない。釣り番組の収録にはまだ早かろと、彼らを横目に6時半に農園を出た。
火曜日を終わり4時に橋を渡ったら、疲労困憊の神戸ナンバーが土手に座っていた。
これを「徒労」と辞書は教えるだろう。