春めいて眠気

大鵬関は母が大好きだった。日曜日の夕方、コップ酒をやりやがら母とテレビ観戦した思い出もある。
昨年は下関市に巡業があり、朝8時から開始でも7時から力士がバスで着く様子から見た。
今場所も5時過ぎからはできるだけテレビの前に座った。そして千秋楽結びの一番。あっけなく終わりテレビを消した。
白鵬が、ではない。千秋楽の結びにふさわしくない取り組みと落胆した。
力士同士が、あの仕切り距離で音をたてて頭をぶつける迫力こそがわたしの相撲。

「司馬遼太郎からの問いかけ・没後20年 菜の花シンポジウム」がEテレであり見た。磯田道史先生の歴史観が好きで、先生がパネラーの1人であり、司馬遼太郎には複雑な気持ちがあるから。
司馬遼太郎作品は若いときからたくさん親しみ、主人公の生き方にたくさん教えられた。ところが乃木大将「殉死」では、乃木大将を愚将と評価しており司馬遼太郎ファンから下りた気持ちだった。
番組を見終わり「名こそ惜しけれ」「公に生きる」と日本人の生き方を評価し、これから生きる日本人への指針をのこされた偉業。わたしごときの乃木大将評価は軽すぎると思った。あらためて「殉死」を再読してみたい。

さきほど藤野先生が、来月からEテレではじまる「100分de名著 歎異抄(釈 徹宗)」のテキストをプレゼントに農園にこられた。悪人ですら極楽往生ができる と教えた親鸞。4月の楽しみがひとつ増えた「数楽」仲間に知らせておきたい。

草刈疲れの月曜日。眠気をコーヒーで乗りきった。

万歩計7000歩