リトル釜山で家族サービス

朝6時。気温3度。晴れ。最高気温11度。一月とは思えない温かく穏やかな日差し。終日、作業場のシャッターを開けて仕事をした。

年始の二人作業三日目。昨日はかなりペースを上げて仕事をしたので、Fさんの採卵をいつも多めに手伝うつもりで仕事を始める。

7時前に鶏舎の中でメール着信。Fさんから「寝坊しました。ごめんなさい」

彼の寝坊は想定外だったが、それなりに仕事は進めていたので心にゆとりもあった。正月前に2連休してもらったが、正月から3日間の仕事は胆力がいる。

7時半前に寝起きのまま出勤してきた彼に、笑顔で挨拶し、少し時間をとって、言葉をお互いゆっくり投げた。

毎年、唐戸魚市場さまや浪花さまに「仕事始め」に社員さんやお客さまへ配られるタマゴを大量にご注文をいただく。

年末年始にタマゴの在庫が増えないように温かいご配慮からの発注である。

一昨日、昨日と2日掛かりでご注文いただいたタマゴを年始の挨拶状とともにパック詰めさせていただいた。

両親が早朝から軽ワゴン満載のタマゴを積んで下関に出発し、お客さまの温かいお気持ちと、高齢にさしかかりつつある両親に配達をお願いすることに心が痛む。

年末年始、曜日を忘れがちだが昨日は「月曜日」

毎週月、金曜日で「下関大丸フレッシュワンさま」へタマゴをお届けしているが、商品を中継してくださる青果中卸「田中青果さま」が正月休み。

売り場は休みなしなので、タマゴのリクエストはある。盆正月は宅配便を使うことがあるが「1月2日は直接売り場へお届けします」とお約束していた。

月曜日はタマゴ直売所が定休日、予約受け取りのお客さまがないので、下関で家庭サービスをしたいと少し下心もあった。

農園の仕事と、いつもの小野田市内西部の配達を終えて、一旦、自宅へ帰り、しばらく会っていない長男以外の家族とタマゴを乗せて下関へ車を飛ばした。

初売りで出入りが込み合う夕方の四階立体駐車場へ車を止め、子供と家内はシーモール。私はタマゴを抱えて大丸へ。

人がごった返すデパ地下を両手タマゴで掻き分けながら、生鮮売り場で声を張り上げている店長さまの声をたよりに。

電話は頻繁にあるが、一年ぶりに店長さまと顔を合わせ、12月30日に並べたタマゴが完売している店頭を前に少しだけご挨拶と近況を交わさせていただた。

仕事を終え、家族と合流。次男は「トレーナー」、長女は高校入学してから使う「弁当箱」を購入していた。

中学生になると初めての「シーモール」も少し物足りないようである。

正月なので少し奮発して下関のリトル釜山「グリーンモール」の「やすもり本店」で夕食。20年ぶりに「とんちゃん鍋」を食べ、閉館寸前の海峡夢タワーから門司港と下関市街の夜景を眺め、赤間神宮へ参拝して帰る。

充実した年末年始。明日からタマゴも通常どおり。

無事に新しい年を迎えられたこと心からお礼申し上げます。

あだちまさし。