日別アーカイブ: 2015年8月30日

コルヴィッツを知った

映画「日本のいちばん長い日」を観に行こうか、かけながし温泉に行こうか決まらなかった。
とりあえず歩くことに決めて1時間歩いた。歩きながら温泉に決めた。お湯が湯船からタイルにこぼれる場所に桶を枕に、タオルで隠してあお向け。うとうと夢を見た。

農園にもどり今朝の録画番組。こころの時代 宗教・人生「沖縄でコルヴィッツと出会う」を缶を飲みながら見た。
普天間基地の鉄条網に接して「佐喜眞(さきま)美術館」があり、館長の佐喜眞正夫さんと、作家・東京経済大学教授の徐 京植(ソ キョンシク)さんが、ドイツの木版画家コルヴィッツをテーマに対談をされた。
佐喜眞さん代々の土地は普天間基地軍用地としてアメリカ軍に接収され、土地面積が広大だから毎年多額の土地使用料が収入になる。
普天間基地は絶対反対の立場だから、この収入は生活に充てないでアートで平和を発信する場をつくられた。
とても高価なコルヴィッツ作品がたくさん常設されている。
コルヴィッツの作品は、薄暗い戦場で灯りをともしてたくさんの戦死者のなかから我が子をさがす母親の姿。子供を抱えて戦からまもる母親。
対談でそれを「苦難の中の真実が美しい」と館長が言葉にされた。
たくさんの作品が紹介されるなかで、わたしは香月康男の作品 シベリアシリーズと重なった。

今朝のラジオ「日曜討論」で前の防衛大臣 小野寺さんが安全保障法制化についての中身で「座して死を待つわけには」と発言され、わたしも「そうだ」と思った。
ところが佐喜眞さんは「沖縄の人は、戦わないで死んでも負けた気がしない」と言われた。こんなに強い意思をがあることをはじめて知った。

コルヴィッツの作品をネットでみた。わたしの視野がひろがった。
来週、日曜日午前5時からのEテレ こころの時代はアンコール「生死を超えるいのちを信じて」