日別アーカイブ: 2017年1月26日

凍結破裂

朝6時。気温−3度。晴れ。最高気温8度。朝4時の最低気温−5度。放射冷却で日の出時間に急激に気温が下がり大霜。

強い寒気は今日で山を越えたと思う。ただ、ここ数日、予報気温を下回る寒さで鶏舎の飲水の凍結がひどかった。

予報気温が−5度を越えると雨戸を全部閉めて防寒体制に入るが、予報気温は−3〜4度。

夜空も曇りという予報だったので凍結防止の排水のみで対応したが、昨日は排水したにもかかわらず、チョロチョロ流れる水が排水口から凍結し、久しぶりに塩ビパイプが破裂した。

昨日、配達中にFさんから破損の連絡あり、農園に帰ってからの仕事もあるが、二人で水まわりの補修。

夕方、排水口の水量を確認に行った際、わずかな水漏れを見つけたが、日没近く、応急処置で対応し、今日も二人で水まわり補修。

農園でFさんが働きはじめて5年を経過したが、凍結防止の排水をした上での破裂は今回が初めての経験だった思う。

水が飲めない鶏がざわつき、凍結した水で膨張破裂した送水パイプからは水があふれ出る。

経験が浅かったころ、鶏の欲求を満たしてやりたい気持ちと、水漏れを早く処置したい気持ちが「焦り」となり、慌てて継ぎ合わせたパイプが不完全で何度もやり直した苦い思い出がある。

昨日と今日、彼を助手にし、自分の焦る気持ちは「グッ」と抑えつつ、破損の箇所を確認、補修の手順を見せながら、ゆっくりと二人で補修作業をこなした。

年明けから思い描いた生産ペースに届かず、天候のせいだと言い訳しながら来たが、この一週間、自分自身が作業を見直す意味で鶏舎に入る回数を増やした。

少し糸口が見え、今週火曜日くらいから生産が上がりはじめた。

そんな試行錯誤の中、昨年の手帳を開くと「1月23日〜25日。大雪。最低気温−6度」

昨年の極寒と大雪で低温に神経を使い、積雪の中作業をした。今までの、多くの失敗したことを思い出しながら、

今日一日に感謝した。ありがとうございます。

あだちまさし。