日別アーカイブ: 2017年1月12日

寒たまご

朝6時。気温2度。くもり。最高気温6度。早朝の冷え込みは数日前の予報からすると厳しくないが、日照少なく冷たい風。

これから週末にかけ厳しい寒さの予報。今日、夜の北風を避けるため鶏舎の雨戸を一部閉めた。この冬初めて。

鳥インフルエンザのニュースが多い事もあって、お客さまから様々な質問や、温かい励ましの言葉をいただくが、鶏たちは元気いっぱい。

秋口からしっかり脂肪を溜め込んだ体の上には羽根で覆われているから。この羽根を脱ぐことが出来ない真夏の体力低下に比べると鶏の健康状態はすこぶる良い。

寒さは厳しいが日に日に伸びる日照時間に、鶏のリズムはぐんぐん春へ向かっていく。

今は「寒中」。

暦の上で、小寒から節分までの一年で最も寒いと言われる時期。

昔から「寒卵」と俳句の季語にあるように、寒さが一番厳しい今がタマゴの旬。

体力を維持するため充分に栄養をとり、寒さに耐えながら産み落とすタマゴは滋養が高いと昔から言われている。

寒さで少し生産は落ちたが、先月末に入った若鶏が力を絞って産卵をぼつぼつはじめた。

温かい部屋で仕事をしながら、寒さに耐える鶏を想像すると少し心が痛むが、明日も元気に産卵してくれることを願うのみ。

今日も一日、ありがとうございます。

あだちまさし。