田舎の注射は高いど


怪しい大阪弁の横山ポンプ屋が「インフルエンザの予防接種をしないと鶏に感染して、鶏インフルエンザになりますよ」とご親切声をかけてくれた。きょう、その病気が韓国のアヒルで出た。木曜の午前中だけ地元の診療所が診てくれるので予防接種の予約をしていた4300円。毎年「それは高いねー」と言われる金額である。きのうは休みの西君が船木でやった注射は3000円。犬の薬でもこれだけ金額の幅はない。過疎地の診療とはこんなものなかと今年は疑問がつのり予約を断った。
小野の内科病院は月・水・金と開院して終日診療していると聞いたのでそこに行こうと思う。診療所はいわゆる窓口診察だけで、すぐにバスを乗り継いで行かねばならない派遣されている医師の病院にとばされる。車の運転ができない老人には通院が無理になる。中学校はスクールバスで通う。停電のときの復旧は田舎は後回し。過疎地の崩壊は目前である。石炭景気の昔、農園の地域は坑木を生産し繁栄していた。たくさんの棚田もあった。格安の宅地分譲地に移り住む人は少ないのは当然である。