愛犬の命日


きのう農園隣接の雑木林で100キロはあると猟師が言う猪が、ワイヤーのワナにかかった。軽トラックの荷台に転がされた巨体に家内は驚いたと声はおおきかった。春、草刈りをスタートするまえに必ずやる作業は、冬場に猪がミミズをさがして農園周囲を掘った場所をユンボで平らにし、出てきた石を埋め戻す時間がかかる仕事がある。1頭でも多くの猪を処分してほしい。1年と半年患い、1年前のきょう風になった愛犬はなちゃん(雑種18歳)夕方、息をしない冷たいはなちゃん。いつかは来るだろうその日がついにきて、ただただ悲しかった。
ふたつの顔を使い分ける映画「ダブルフェイス」のように、わたしの都合で命の重みを決めている。
鯨やテロも戦争も、わたしの都合が正義になる。それが人間。