仕事に身体が慣れました


農園をはじめたころ「5年やれば身体が仕事に慣れてくる」と地域の人が言った。この4月で8年、その意味がわかりはじめている。前の仕事では市町村の議会事務局長にむけて説明することで20年。いまは主婦と会話をするので世間話や笑顔も大切になっている。いろいろな道具を不慣れで壊しながら上手に使うすべもわかりはじめた。鶏を観察するちからもましになった。四季のなかで働く要領も身についてきた。
今朝の5時、外気はマイナス5度。靴下を重履き、毛糸の帽子にマフラー、手袋も二重の格好で採卵をはじめた。ラジオ体操がはじまる6時半にはもう1度気温が下がった。この時間は1時間以上動いているので指先が痛いだけで身体はあたたかくなっている。毎日続けているとほんとうに身体も気持ちも仕事になじんでくる。
国会中継を聴きながら下松を往復した。福島県選出の渡辺代議士が総理に問われる内容は「田舎が国を支えてきた」という説明がわたしには合点がいった。人口密度が多い都会の人たちも地方から集まっている。地方で教育を受け都会に出て、地方に親を残しているのである。都会を動かす電力も地方から届いている。福島弁の質問に親しみを感じた。