生きる力に感動した


農園は自治会にはいっていない。わたしの自宅は宇部市内である。だから生ゴミなどもここで自己完結型で8年すごしている。その最終処分は鋳物の焼却炉で、燃料は近くのパレット工場からでる廃材。週に4~7羽ぐらい死ぬ鶏もこのなかで灰になる。
2日(日曜)の朝、足を後ろ向きにして床に転がり動けない鶏がいたので運んで「入れておけ」と西君に頼んだ。すぐ死ぬだろうという判断だった。その日から5日目の今朝、てんぷら油で着火しようとフタを開けたらまだ生きていた。飲まず食わずでも。すぐに抱えて先日から介護している鶏のスペースにいれて餌と水を与えた。動かなかった足も回復して懸命に命をつなぐ餌を食べはじめた。仲間につつかれて頭蓋骨もみえているのにすごい生命力だと感心した。
木曜を走りおえて農園にもどり駆け寄ってみると2羽は身体を寄り添っていた。タマゴをうまない鶏を飼うという養鶏スタイルである。