カルタクィーンの気合いメイク

黒田先生からいただいた本2冊(理念の時代を生きる・森のフォーチャの暮らし)。理念の目次を昨夜見て驚いた。それは、わたしが敬愛する作家、新田次郎の記述を「スイスアルプスの旅・新田次郎の思い出」を目次のなかに見つけた。
黒田先生は家電メーカー社員として秋葉原でトップセールスを3年やり遂げた偉業がある。疲れはてボロボロになった気持ちを、新田次郎の作品のなかに溶かし、自身も各地の山々を単独登山され鋭気を養われた。その新田次郎の碑がアイガーを望む場所にあると知り旅をされた。新田次郎が憧れつづけたアイガーが眼前にひろがる地に20センチ×30センチの小さなプレートが石のうえにあり「アルプスを愛した日本の作家新田次郎ここに眠る」と記されていた。
黒田先生とは相当長い時間会話をして、わたしは先生のことを知っていたように思っていたが新田次郎は知らなかった。
今朝、ご迷惑にならない8時をまってご自宅に電話をした。今度は新田次郎を話しましょうと伝えたかった。
先生は高知県に講演出張と奥さまが電話口。奥さまの本のタイトル「森のフォーチャの暮らし」フォーチャてなんですかと尋ねた「ケルト語でウェルカムです」奥さまの作品モラ美術館も完成しているから来てくださいと案内された。
黒田先生の師は城野宏先生というお方。あることで城野宏先生は、中国撫順に収容されていたことを知った。
シベリア抑留者約60万人の日本人のなかから特にエリート1000人が撫順に移送され、戦後も約10年近く軟禁され共産主義の洗脳を終えて帰還した。その後1000人は教育界や政界で日本をかえる根を張ったとわたしは認識している。
なにかの電話で黒田先生に「先生の恩師は撫順で洗脳されたひとりでしょうか」と尋ねたら「ちがう。ゆっくり今度話そう」で終わっている。再会楽しみ。
今村さんが水曜日の最初の配達。奥さまはバッチリメークで目もとはパッチリ「じぇじぇじぇ。どうされましたかその顔は!」奥さま本業は化粧品の販売できょうは気合いをいれて化けたらしい。
お昼に美祢から吉野夫妻が訪れ、今村さんに吉野奥さまのイメージの食器を伝えて制作の打ち合わせらしい。野球監督は陶芸家気分になりウキウキ。とりあえず昼飯で一杯呑んでからと言われた。
楽しい水曜日(よしの定休日)になったろう。