土曜日は萩

萩市から長門市に向かうとき、山陰自動車道の一部開通区間がある。旧道は山越えの難所で冬は特に凍結の厳しい「鎖峠」を越えなければならない。部分開通とはいえ時間短縮と安全面に貢献している。
「道の駅 萩・さんさん三見」はこの道路にある。日本海に浮かぶ島々。漁をしている漁船などパノラマ絶景ポイントで、きれいなトイレと地元の食材売店もあり立ち寄る人は多い。
今朝、車をおりて日本海を眺めていると葬儀参列らしき人が、数台の乗用車からおりてきた。何人もが携帯電話で話していた。ご婦人が歩きながら「三見の家に着いたら電波が届かないかもわからんからね」
河村建夫先生のご生家はこの三見と聞いている。えらい山奥で育たれた。
Eテレで福祉がテーマの番組があり先日見た。
被災地神戸で「NPOよろず相談室」に関わる、高校で数学を教えておられた方が、東北の女川で建設が始まった復興住宅を視察されている場面から番組は始まった。
神戸では自宅再建ができない高齢者約7千人のために「HAT神戸」なんの略称か忘れた。を入居させるために鉄筋コンクリートの公営住宅がつくられ、老人たちは以前の住所は考慮されない抽選で入居した。
玄関(鉄の扉)を閉じて孤独な生活がはじまり、人生の終わりも日にちが過ぎて発見されることもある。そこにNPOが介在して、訪問見回りをしている。東北被災地の復興住宅でも同じ課題が出てくる。
いま神戸NPOは、空室を大学生に貸し出すよう市に働きかけをしている。月額は約3万円と安い。入居した学生には「自治会活動」に参加の条件はつける。老人の生活環境がかわると数学者は考えていた。
建物が整備されたら復興を遂げたのではない1面を勉強できた。

土曜日。早朝の冷え込みから働いたが、お昼には仕事を終えてゆっくりできた。
正志が力をつけるには私は後ろ姿を見ておること。