あわいの力

きのうは火災に注意をうながす防災メールが着信するほど、乾燥して風も強かった。さすがに焼却は用心してやめた。
今朝3時。目がさめて外に出て草に手をあてたら夜露がおりていた。鶏糞を受けた新聞紙の山。可燃ゴミを火柱があがる勢いで燃やした。配達に出る6時半には燃え尽きていた。農園の営みは、自然の営みに私があわせていけば問題はない。
山口市・萩市・美祢市の土曜日を終えて、きょうはノンアルコールビールで、土曜日の「もやしラーメン」
午後1時の約束。宇部市の浄土宗 松月院に着いた。末次信明ご住職が待っておられた。クリクリ頭。色白でなで肩。口調はゆっくりやわらかい。ところが外見からは意外な強い心がある。
画廊の菊川さんと親交が深いと知っているので、菊川さんが先日の吉部小学校、能楽師の安田登先生が小学生にされた話をオブザーバーで聴講された、その感激話しは末次住職の耳に届いている前提で、安田先生の著者「あわいの力」をお土産にした。
菊川さん曰く「末次さんは、見えない世界が見えている」と昔から言う。それが本の理由。
末次さん学業を終えて3年目に父親(先代住職)が他界。若い住職になった。地域の住職の集まりで「戒名料は要らないでしょう」と本音を言うたら総攻撃にあい。以後、現在まで寺のお付き合いはしていないし、今後もやらない。僧侶は衣の色で上下が識別されるが、末次さんは修行僧の「黒」をまとっている。
私が「ぎじろくセンター」時代は出版社とお客さまの関係からはじまり、生き方に立ち止まったときには松月院の門をたたいた。農園をはじめるとき、何度も足を運んだ。
2時間、近況を語り合い別れ際に「菊川さんと藤野先生と四人で会いたいですね」と言われた。
農園にもどり菊川さんに話した「嬉しいね。画廊でやりましょう」来月に実現できるようすすめよう。