獣害にあえぐ山あい

きのう夕方、電話番号を登録していない番号が着信。挨拶が九州弁。農園そばの川にハヤ釣りに来た佐賀県の方が、川の濁りや水深を私に尋ねた電話。昨年、まだ夜明け前の農園に佐賀ナンバーのワンボックスが着いて数名降りたが、前日までの雨(川の上流)が降り濁りで釣りにならない落胆ぶりを知った。佐賀県からは片道4時間はかかる「川の様子は教えるから」と私の携帯電話の番号を教えていた。今朝5時前に犬が吠えた。佐賀ナンバーが川土手にとまった。
土曜日の朝、ラジオ体操がおわり10分間(6時40分〜50分)サタディ・エッセイは多彩なゲストの語り口に耳をかたむける。印象深いゲストは過去2回の仲代達矢さん。ご自身が俳優として培われた役者の基本を、俳優志望の若者に伝えるため「無名塾」を主宰されている。
掃除をとおして心を磨こうと「日本を美しくする会」になった、掃除の鍵山先生の生き方と重なる。
もうひとり2回聞いたゲストは、社会学者 古市憲寿(のりとし)30歳ぐらいか。著書の、講談社「誰も戦争を教えてくれなかった」は美祢の黄正吉さんが「読みませんか」と貸してくださり読んだ。私はこの若い社会学者は好きになれない。その考え方ではなく言葉の表現力が幼稚に思える。
例えば、政治家を「おじさん」と呼ぶ。わたしから言わせたら、若い者が人生の先輩に対して敬意の表現が未熟な者としかみえない。
そして今週土曜日のゲストは2回目。解剖学者で東京大学名誉教授の養老孟司先生。数学の藤野先生から「おもしろい先生」と教えていたいた先入観抜きでおもしろい。今週の土曜日が楽しみ。

月曜日。美祢の山あいで鹿の群れが昨夜田んぼを通過した。田は無残な姿になった。
カラスにハト・猿に猪に鹿が山あいに生活圏を拡大。人はたまらないから去って行く。
山口県の消滅予想都市は萩市・長門市に美祢市。