毎日新聞斜め読み

安倍総理、戦後70年談話で「先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と述べた。わたしは全く同感の思いで聞いた。
例えば、わたしの先祖が犯した罪を、わたしが謝罪する気にはなれない。

当然、談話に違和感を感じた人もあったろう。毎日新聞21日「オピニオン」にそれが載っていた。
植民地支配、侵略、個人の尊厳を傷つけた行為を許してくれない人が一人でもいる限り、私たちは世代を超えてでも謝罪を続けなければならない。
まさに多様な考え方の人がバランスをとりながら歴史をいとなむ。
同じ毎日新聞の2面下段に連載「支配した国・強制の記憶」
14回は「長生炭鉱」を取り上げた。わたしが184名もの殉職者を出した昭和17年の海底炭鉱水没事故に関心をもち、当時を語れる人の証言を聞き取りしたとき、克明に当時の状況を教えてくれた井上正人さん(故人)の実名をあげて連載は記述されていた。
その井上さんが事故処理の過程で「支配した国」を「垣間見たのではないか」と結ばれている。
井上さんは久留米駐屯陸軍の憲兵。西岐波小学校の当時在校生名簿を調べたら、西岐波の地域に朝鮮の子供が受け入れられていたことがわかるとアドバイスをしてくれた。
「垣間見たのではないか」と故人を憶測で登場させている。

萩掃除に学ぶ会の佐々木資介(じんすけ)さんの近所の奥さまが、加奈ちゃんパン教室の生徒さん。今朝、8時にJR東萩駅で(彼女は片道30分)待ち合わせて卵のお届け。資介さんにひとパック届けてくれるよう彼女に頼んだ。
10時過ぎに彼から電話があった。きょうは掃除の会で漁港トイレに取り組んだと爽やかな大声。

午後、小野田市から卵のお客さま家族3人が来園。お茶で気持ちのよい時間になった。