歴史は多面的か?


東京タワーの高さや、歴代総理の名前などは間違いない答えがある。けれども、あの戦争は侵略だったのか・・・というような歴史認識を考えるとき、小田実さんが「視点」という言葉でこたえていたような気がする。機動隊に突撃する学生側から機動隊をみれば機動隊は鬼とみえ、反対に機動隊側からみれば学生は暴徒になる。まして出征した兵士の心のなかにはさまざまな気持ちがあり、その結果の回顧にも複雑な気持ちがあって当然だと。つまり多面的ではないかと思うようになってきた。数学のようにひとつの答えが出る歴史と、そうはならない・・・竹島や日本海の表現など、答えを出そうとすれば摩擦がうまれる歴史もある。
人間関係でも唯一のこたえを出さないほうがよい場合もある。自分の正論主張するときに敵がうまれる。そんな心境になっている。木曜の最初は後輪のパンクではじまり長丁場の一日になった。