猿が来園


6時半ごろ、やっと周囲が見える明るさになり燃やすゴミに火をつけようと焼却場にいた。近くの草むらがザワザワしたのでイノシシかネコかと目を凝らしていたとき、すぐ後ろで「おはようございます」とゴミを一輪にのせた西君が小さい声。心臓がとまるぐらい驚いた。早起きしたのでいつもより30分早く来たという「おまえ!挨拶はもっと遠くから大きな声でせい!」。
午後3時前、楠町で秋のイベントがあり招かれた「猿まわし」の村崎さん親子が猿2頭と来園。早めに仕事をすませて日本酒で歓談した。大道芸を復活した話し。国立劇場での披露など晴れ舞台の思い出。猿を叩いて芸をさせるのではなく、たとえば木になった柿に飛びつこうとするときに輪を出して、輪くぐりができたように見せるような芸。芸をしない猿と猿つかいのかけあいを楽しんでもらうという芸風をしている。一番驚いたことは、周東町に「亀の里アパート」という障害者が自立して生きている場所があり、わたしは藤田健一という脳性麻痺の人の自費出版を手伝ったことがるが、その隣部屋の男性と村崎さんは親しく、亡くなられて葬儀もされた。亀の里が共通の場所だった。