陽雨先輩は大活躍


「キムの十字架」というアニメ映画を10数年前にみた。敗戦色が濃くなったころ、皇居と大本営を信州松代に移そうという計画のもと、大規模な地下工事がおこなわれ、おもに朝鮮半島北部から労働力を連行し過酷な工事に従事させた。映画の記憶では総延長は14キロ。御座所と呼ばれた天皇が住まわれる工事をした約300人は工事がおわり行方不明。現在は気象庁の地震観測地点として役目を果たしている。
今朝、李陽雨(リ・ヤンウ)先輩からメールが届いた「いま諏訪湖サービスエリアです。きのう松代大本営慰霊祭に参列しました。あいにくの雨でしたが昨年より参加者が多く嬉しかったです!下関から松代まで車でちょうど1000キロありました。運転疲れで肩がパンパンです。帰りましたら農園にお土産話しを持参します」と嬉しい便り。
わたしは善光寺近くのロートレックという画廊を訪れたと、画廊の主が松代大本営を調査しておられ、宇部の長生炭坑水没事故のことなども話しをさせていただいた思い出がある。陽雨先輩は数ヶ月前には渡嘉敷島に行き集団自決現場や、朝鮮人軍夫の慰霊もされている。平和を歌い続ける陽雨先輩の行動力はすばらしい。