社小屋(やしろこや)

農園を見下ろす山裾に、高校教諭(数学)の藤野貴之先生のお宅がある。先生の焼く広島風お好みは定評があり、農園でも度々焼いてもらっている。
先日、歴史教科書の表記について、わたしは自虐的すぎると尋ねてみたら「教室でなにを教えるかは教師の裁量」と嬉しい玉虫色の返答だった。
藤野先生が「寺子屋」と称して、能楽師 安田登先生を吉部八幡宮にお招きされ、高名な安田先生の能や古事記についての奥深い講話を二度も拝聴する機会に恵まれた。
不思議なことは、参加費はお賽銭。高校生から年配の人も一緒に生徒。帰りに「栗饅頭」のお土産までついていた。
わたしは勉強は大嫌い。けれども、例えば釣のボートを操船したいときは夜でも勉強して免許を取得した。
点数をとる勉強ではなく、楽しいことをする勉強ならばいくらでもできる。
安田先生の講話の展開は、古事記がおもしろくなる。能楽師の心を知り、能に関心がうまれた。

藤野先生が「社小屋(やしろこや)」を旗揚げされた。会場が吉川八幡宮だから「寺」ではなく「社」
8月を除く偶数月の15日。夕方7時から8時半まで。
講師は藤野先生。世相から真実をみつける楽しい学びの時間。
開会は本物の宮司 野村清風師(山口県神社庁長)によるお祓いの儀がある。罪穢れのクリアー。
参加費はお賽銭。
参加資格は、年齢も国籍もない。
藤野先生曰く「学びとは本来、楽しいものです。」
宿泊希望者は、民宿「しんあい」で無料お泊まり引き受けます(朝食あり)

今夜は湯田ロータリークラブ「観桜会」が湯田の老舗旅館「松田屋」で開催される。タマゴをロータリー事務局にお届けのご縁で、カヤグム奏者の呉明美さんが、約30分歌と演奏をされる。
昨年秋のロータリー行事「観月会」も機会はあったが、事務局のご配慮で、やるなら格式の「松田屋」花見演奏になった。
今夜の明美さんは春のチマチョゴリで歌姫。近くて近い隣国同士になる一石になるだろう。