月曜日を終えた

月曜日、最初の配達先は岡本拓也さん。ご自宅近く春日神社前で行き違った「これから宇部の掃除に行きます」 と笑顔がよかった。
残間里江子さん(64歳)のインタビューは、相手の本音を引き出す力がありわたしの好きなプロデューサーであり司会をされる方。
午前のNHKラジオ。きょうは振替休日で残間さんの2時間番組になった。ゲストは中尾ミエ。人生の酸いも甘いも知り尽くしたおふたりの会話をうなずきながら聞きながら配達をした。
中尾ミエが白髪を染めないわけに残間さんが話題をむけた。
わたしの記憶では、中尾ミエがふたつの言葉を言った。
わたしは、そっちの(老化)方向に向いているから自然体がよい。
歳を重ねたら、鏡の自分に慣れること。
それから中尾ミエは水泳、俳句。中越地震の支援。東北を襲った津波の到達点にお地蔵さんを建立することなど多彩な活躍ぶりに刺激を受けた。わたしの身の丈にあったことをさがして、社会の役に立たねばならないと思った。
アルミ缶の回収でお手伝いしている厚狭の事業所に卵を届けた。明日のバザーで販売して少しの利益が出るよう卵でも協力している。休日ではあるが女性職員さんが卵を受け取りに出てくれた。アルミ缶をつぶして売りに行き年間約30万円ぐらいの収入になる。ハンディを持ち働くみなさんの給料の補てんと、慰安旅行の足しになりアルミ缶はありがたいとお礼を言われた。
ここで働く人の目的は、ここでわずかな収入を得ることではなく、社会に出て働いて自立すること。しかしたくさんハードルがある。そのひとつは過保護。薬でコントロールをするが、本人が薬を嫌がり親は味噌汁に薬を溶かしている。親がいなくなったらどうなるのか。など職員の悩みはたくさんあることの一端を知った。
美祢市でイノシンに人が襲われた。熊が目撃された。物騒な話題を聞きながら月曜日を終わった。
夕暮れのあと、早朝と懐中電灯を点けて犬と暗闇を歩くから気をつけなければ。