考えてもまだわからん農業


今朝5時の気温は4度。正志が来るときに小野の気温計は〇度だったという。
2日前「クローズアップ現代」をみて、まだテーマが胸につかえている。宮崎の小林市で土や肥料に農薬のデーターをコンピューターにいれて、農業経験がない素人でもベテラン並に野菜がつくれるシステムがその内容だった。いかに少ない飼料でたくさんのタマゴをうませるかを競う養鶏業界と同じ構図がある。それを悪いとはいえないのは国の食料自給率。わたしが「つかえて」いるのは。それが安全か。それが作る側も消費する側も幸せかという問いである。まるで受験のために勉強するというようなことにまで思いがひろがる。
数年前、小林市で有機農業をやっていた親友の馬場さんは亡くなった。彼はよい野菜をつくるには、よい思いを持った人が作らなければと言い(味がちがう)。曲がったキュウリは料理には問題ないでしょう。虫食いのキャベツは、上の葉をとれば中身は安全ですよと消費者に持論を展開していた。農園のタマゴもカラの色はスーパーに並ぶ均一ではない。カタチも不ぞろいである。お米も外国産米との岐路に立たされている。国土の保全もふくめて農業を、消費者と生産者が考えなければならないように思う。
まる一日、川から井戸周囲に散水して水位は回復の兆しになった。