風邪には、酒飲んで寝る薬


寒い朝になった。ヤッケを着込んだ。月曜の配達に出る9時ごろはまだ冷えていたので厚着で出たのが失敗。どんどん気温はあがり少し汗ばむぐらいにまでなった。ご主人がほんとうに無愛想で苦手なお宅に行ったらそのご主人が留守番だった。小さな愛玩犬の世話をしておられたのでチャンス!「これは立派な犬ですね」「何歳ですか」「どんな芸ができますか」など犬の話題を展開した。抱かせてもらい「なんとかわいいですねー」と素直な気持ちも言葉にした。10歳、これまでに経験した事故や病気の話題にはじまり、ついに犬小屋まで見せてもらった。完全に心にベルトがかかった実感がした。タマゴ代を払うのに前回は「1万円でええか」と言われたご主人が、きちんと900円をそろえて「ありがとうございます」と頭まで下げられた。気持ちのチャンネルがあえば幸せな時間になる。
柿・栗が不作のせいか農園にもうイノシシが出てきた。ミミズを掘るのである。老犬の「はな」が吠えて追い立てるけれどイノシシは驚かない。噛みつきたい健太と大声で吠える太郎を作業場に入れて、今夜は静かに風邪の微熱をとりたい。