日別アーカイブ: 2013年9月27日

寺子屋第二回

昨夜の「寺子屋第二回」は論語の解説。安田登先生の講義は、論語の一節の一行を解説されたらいったん区切りり、その解説を聞いての感想を周囲の人と交わす。先生から答え合わせはない。個人の答えでよい。
そのなかでわたしが深く考えたところは「謹(つつし)みて信あり」解説によると、一切言い訳はしないことが「謹み」
例えば、きょうの出来事。いつもの配達時間より少し早く着いた。お留守だったから玄関に置いた。しばらくして電話があった「きょうはずいぶん早く来られましたね。お金は来週払いましょう」
この「早く来られましたね」は自分肯定。自己弁護になり謹みにならない。「来週支払います」でよい。
わたしも例えば配達が遅れたとき「道路がこみ合いまして」と言う必要はなく「遅れて申し訳ありません」と詫びること。そのときワケを問われたら「渋滞していました」と言えばよい。
最後に能楽師としてのいったんを、八幡宮本殿を能楽舞台にして約10分の舞いでご披露くださった。初めて間近での迫力に圧倒された。
吉部の片田舎で、世界的に著名な先生の教えをいただき感動の時間だった。お世話人の藤野先生に感謝。
周南市の金曜日を無事おえた。おおきな秋田犬(15歳メス)を先日おくられた独り暮らしのおばあさん。最後の朝、おはよう!と声をかけたら応えようと這って小屋から出て尾をふった。あの姿を思い出しては今も涙が出るのです。玄関で涙がとまらない。その気持ちが痛いほどわかった。