日別アーカイブ: 2013年9月14日

ケニアに感動

水元さん主催。昨夜のケニアはよかった。
早川千晶という女性が20数年、100万人ともいわれるスラムに定住して、いま500人の孤児と生活をともにされている報告会だった。
汚物などを始末するインフラは皆無。その映像から臭いがしないから直視できた。食べられないから子供を捨てる親。食べられなくてもその子供をひろって育てる人。麻薬に暴力が貧困を土台にひろがるスラムで毎日、懸命に生きる人々の映像が展開した。
わたしの涙腺がゆるんだ場面は、東北の震災があった2日あと、孤児たちが肉親や家屋を失った日本人に祈りを捧げ哀悼の歌を涙をこぼして歌う映像だった。サンパウロに残る奴隷市場やアパルトヘイトの現実を見ても、胸に痛みを感じる程度のわたし。祈りも涙もなかった。
ゴミ袋から食べ物を得ていた子供たちが涙をこぼして祈っていた。
やさしさ。心のゆたかさは富と反比例かもしれない。風呂がなかったので炭住(炭鉱住宅)の風呂に母と数日おきに通った。よくはたいて着ないとノミが下着に着いた。風呂上がりに魚屋に寄り買い物を母はした。魚屋のおばさんが海ホウズキを吹いてみせてくれて遊んだ記憶がある。不衛生だったが楽しかった。
便利で快適な生活を求めて、あのケニアの子供たちのような瞳を失ったのではないかと思った。

午後からそうとう汗をかいて草刈りをした。