日別アーカイブ: 2014年7月10日

天宿温泉でゆっくり

4時に起きて太郎さんを見にいったら、いまやったばかりの小便が表面張力でドーム状態。わたしに叱られると思い背を向けてまるくなった。
はなちゃんや母の老いを体験したから叱らない。

台風の影響で渋滞を心配し、下関トヨタ店で愛車のオイル交換もあり早めに農園を出た。ところが下関までの国道は車がいつもより少なくスイスイ走れた。理由はあとでわかった。幼稚園から高校まですべて休みになっていた。
オイル交換を待つあいだ、日ごろは読まない「山口新聞」を読めた。県セミナーパークで三回講師をされた古川薫先生の「赤トンボの翼」あすから連載のプロローグ。
終戦の直前、飛べる飛行機を失い木枠と布張りの練習機「赤トンボ」の翼の下に250キロ爆弾を抱いて、宮古島から特攻に飛び立った少年たち。
大内文化の講演3回×2時間のうち半分をついやした講義は、宮古島から赤トンボで飛ばされエメラルドの海を血に染めた少年たち。
90歳ちかい歴史小説家がどうしても遺しておきたい歴史。それはセミナーパークで聞いた「僕は赤トンボを東京の工場で組み立てていたのです。あのような練習機に少年を乗せて特攻させた上官は生きて終戦をむかえ、あの時代はしかたがなかったと語る。それは許されない」
山口新聞は購読していないから、あとで本になれば求めたい古川先生渾身の作品。
プロローグの最後は「ああ君死に給うことなかれ! 今この平和な祖国の楽園の蒼空を 翔び続けてくださいますか。 あの日のように純白のマフラーをなびかせて」と結ばれている。

下関のお客さまから絵本を頂戴した「6さいのおよめさん」明朝、スッキリ目覚めて読ませていただく。
美祢市「よしの」はきょうも完売。明日の夜BSである「ショーシャンクの空に」を話題にしたら夫妻が「10年ぐらい前に観ました。まだ覚えています」で意気投合「ソルト」も観たで映画談義で楽しかった。
久しぶりに天宿温泉でくつろいだ。