日別アーカイブ: 2014年7月13日

黄金色の招き猫

きのう夕方、母のもとに家内特製「いろいろご膳」を届けた。
部屋に入ると母は寝ている。尿が出ない、腕が腫れる、食欲は少ないなどを電話で聞いていた。呼びかけても揺すっても反応がなく、顔をさわったら冷たく感じた。よく見ると呼吸はしている。
食事どきで忙しいのに職員さんが来てくれ白血球を計って「悪くない」と耳もとで呼びかけるが反応がない。もうひとり職員さんが加勢に来てくれ「あだちさん!」の連呼にも目がさめない。家内が、せっかくおばあちゃんが楽しみにしていたので、もし目がさめたら少しでも食べさせてくださいとお願いしているところにベテラン職員さんが登場「ベッドを起こします」熟睡中の母のベッドを電動で、かなり直角まで起こした。母は薄目をあけて「御膳」を見て我に戻ることができた。約1時間かけて薄切り牛肉、エビ、だし巻き卵、野菜いろいろ、果物ゼリーにヨーグルト、シジミの赤ダシ、小さいご飯(ひじき・ゆかり・牛肉巻き)奈良漬など、少量多彩をたくさん食べてくれた。薬を飲ませて、入れ歯を洗ったらまた深い眠りにおちた。
今朝は大雨警報(時間雨量40ミリ)のなか、母が心配で朝食時間に向かった。きのう夕食のことは記憶にない。パン一枚・皿にジャム・味噌汁・野菜煮付け・かまぼこ。これで食欲が出るように思えない。けれどもプログラムには従わなければならない。
ヨーグルトを買ってきたので、パンを小さくちぎりジャムをつけて口に入れ、ヨーグルトをスプーンで口に運び。味噌汁でパンをふくらせて食べさせたり、約30分でたくさん食べさせた。毎食つきあえれば食べる量も増えるが。
山口市内に配達に行き宝くじを1000円買った。わたしの前のご老人は売り子のおばさんに「おはようございました(山口弁)」と挨拶をして、よろしくお願いいたしますと2000円を差し出した。宝くじを受けとると、真顔で売り場に設置されている黄金色の招き猫に宝くじをかざし低頭二拍手。正統派宝くじマニアを目撃した。
午後から3時間草刈に汗をかいた。

きのう録画「富士山頂」を深夜に一気に観た。石原裕次郎、渡哲也、勝新太郎、星ゆりこなど出演でも、富士山頂にレーダードームをつくる意図というか大義というのか、たいへんあいまいなストーリーに落胆した。
富士山頂ドーム建設をよくあらわした作品はプロジェクトXだとあらためて思った。