日別アーカイブ: 2013年8月24日

歴史を考えた

長靴と雨具でスタート。朝7時の萩から長門は速度50キロでも視界が悪いほど豪雨だった。
美祢市の黄正吉さんから朝鮮戦争を聞いた。戦後疲弊した日本はあの戦争特需で経済復興した。加えるならばナザレ園の日本女性。そのぐらいのわたしの認識だった。
黄さんが一番わたしに言いたかったことは。あのソ連と中国に対してアメリカを先頭に連合国が朝鮮半島を戦場にした(朝鮮の動乱では決してない)朝鮮と韓国あわせて400万人が亡くなった。多くの若者や優秀な人材を失い韓国の復興は困難を極めた。
おっしゃることはよく理解ができた。韓国や朝鮮の傷痕もわからなければ互いの理解はうまれない。
午後からセミナーパーク開催「長州藩と会津藩」を聴講に行った。2名の聴講で申し込みしたので糸賀社長をお誘いした。講師は山口県地方史学会会長の小山先生(毛利博物館顧問)大河ドラマで長州が会津に悲劇をうみだしたかのように現されているが、徳川幕府を倒し、天皇制に基づく統一国会制定の戦争であって薩長両藩による私怨戦争ではない。このストーリーで展開された。奥羽鎮撫総監督の世良修蔵がドラマのなかでは悪役だが、それは間違っているという根拠を挙げて解説された。会場にその関係者がおられ「ドラマの無念を晴らしていただきありがとうございます」と声をあげられた。次回は来月7日。
歴史は立場により多面的にみえてしまう。