日別アーカイブ: 2015年5月10日

お掃除の聖地は大正村

岐阜県恵那市明智町「日本大正村」3代目村長に竹下景子。の新聞記事が目にとまった。わたしは、この村を訪れ村民登録を(寄付)している。
鍵山秀三郎先生が、ひとり会社のトイレ掃除をされていることを、明智町の町興しグループ、赤字路線で廃線の危機に直面もしていた明智線存続運動。
過疎で古いものしかないから、これを「大正村」として観光地にして、明智線の乗車率もあげて町の生き残りを模索するグループがあった。
古いからダメ。ではなく、古いから磨いて使おう。その議論のとき、鍵山先生を招いて講話をしていただく企画が決まった。
後日、講演がおわりその場で「日本を美しくする会」が発会した。お掃除の聖地。

今月末は、母の願いの墓参り。病室の母は、それがいま一番楽しみのよう。今朝も歩いて寺まで行く道を記憶をたどりながら教えてくれた。
病室の窓からキスゴのさし網がたくさん見えはじめた。この一帯は5月からキスゴがたくさん釣れた「100匹釣ったら帰ろう」小船で沖を流し釣りした昔を思い出す春の周防灘。
農園に戻る途中、持世寺温泉に立ち寄り湯。露天風呂でリフレッシュできた。

読みたい本二冊。
大岡昇平「野火」
高橋弘希「指の骨」

野火は。フィリピン戦線で負傷し、所属部隊や野戦病院から見捨てられ、食糧がなく人肉を食うかどうか。自分の信仰に照らし合わせた。著者の実体験。映画化されてもいるらしい。
体験者から聞き取り、本になった「指の骨」も同じような内容らしい。

戦争を美談のようにまとめる作品にわたしは浸かってきた。だから読まねばならないと思う。

沖縄戦没者遺骨収集の奉仕に何度も参加した。遺骨を布袋に入れながら、沖縄戦は4月から6月。20数万人の放置された遺体は腐り溶けたであろうと思った。