日別アーカイブ: 2015年5月25日

クレームで育つ農園

今朝の受信メールは「中身に血液がある。心配はないか」の問い合わせではじまった。朝食の支度をされておられる途中だと判断して即答した。
殻の白い、いわゆる白玉は暗室でコンベアで通過する玉子に下から光を当てると中身が見える。血液もわかる。赤玉は光がとおらないから中身の検査ができない。
玉子が体内でつくられるとき、例えば落雷などで驚き、そのストレスで出血がある。ひどいときは卵白全体が血液の事例もあった。
朝から不愉快な思いをさせたお詫び。夕方に代品をわたしがお届けする旨の返信内容。
すぐに、わかりました代品は要りません。と丁寧な返信をいただいた。
なにか不都合があり、その理由はふせて「次回から休みます」と言われるより、問題があったことを伝えていただくほうがありがたい。
工業製品ではないから年間多種にわたり問い合わせがある。わたしどもではわからないから飼料メーカーなど関係機関を介して、原因と解決方法を手に入れる。お客さまの「なぜ?」の一報で農園は成長してきた。

萩市から農園まで歩いた。
路上で絶命している動物のなかでタヌキが多かった。車で通過すればわからないが、歩いているから目にはいる。気がついたことは、道路でひかれているタヌキのほとんどが皮膚病。病気のタヌキはカラスは食わない。
美祢の猟師さんが数年前から「タヌキの病気がひろがっている」と言っていた。
月曜日、その美祢の山奥で捨てネコの「ネコ屋敷」状態のお宅。捕獲は困難で増えていた。きょうはネコが見あたらない「ネコは」と聞いたら「なんか病気で全部死んだ」とじいちゃん。毛が抜けて皮膚病のようだったと。増えた数は自然が淘汰する。それならば良いのだが。