日別アーカイブ: 2025年7月29日

猛暑つづく

キンキンに冷えた大きめのグラス。
ガシャガシャの氷に注がれたハイボールが炭酸の小さなしぶきをあげています。喉を鳴らしながらひと息に飲み干すと、炭酸の刺激が喉からお腹へ。ウイスキーの香りが鼻を抜けて、アルコールで目の奥が少し熱くなり、頭がフワッと軽くなります。

昼下がり、冷凍庫から取り出した保冷剤をタオルで包み、枕代わりにして横になると、陽射しにさらされた首元が涼しくなり一瞬で眠りに落ちます。わずかな昼寝の間に、ずいぶん長く口にしていないアルコールを飲み干す夢を見ました。疲れているなぁと感じながら、まだ冷たさが残る水筒の麦茶で喉を潤しました。

今年の夏も猛暑です。連日きびしい暑さが続きます。
梅雨明けが異常に早かった分、ことのほか暑さにさらされている時間を長く感じます。みんなが気持ちを切らさないよう辛抱しているせいか、それとも諦めからか「暑いですね」という会話が少なりました。

農園においても、鶏をはじめ、汗を流して働く私たちも我慢の時間が続きます。タマゴの選別を日替わりで担当して下さる二人の女性パートさんは、ご自分の稲作や畑作業と農園の仕事を掛け持ちして下さっています。お二人とも、孫にお米や野菜を届けた時の喜ぶ顔を見たいと汗を流されています。

とりわけ野菜づくりの苦労は見聞きするなか共感します。作付けのタイミングや、成長過程の管理が年々きびしくなる暑さに大変さを増します。加えて、みなが一つ年を重ねるごとに体力がジワリと落ちていきます。私自身も体力の曲がり角を実感すること多々あります。

生産者の苦労を軽減しようと、暑さへの耐性を増した稲や野菜の「種」の品種改良は日々進んでいるように思います。三十度を越える気温のなか、やや陰りはあるものの命の糸を切らさず産卵活動を続ける鶏の息づかいからも、そう感じます。

厳しい気候でも耐えうる品種を届けて頂いている恩恵を享受するためには、基本となる成績を日々見落とさないよう、年間を通じて、より高い観察力が求められます。 しかし、これが簡単なようでかなり難しいです。

2025.7.28 あだちまさし