母を見舞い


朝5時氷点下3度。夕方6時も氷点下3度。寒い1日だった。
防府市の配達をすませて術後の母を見舞った。病室は3階でエレベータ使わず階段をあがり、ナースステーションを通過するとき、ススムちゃん!と呼びとめる母の声がした。部屋では被害妄想でやかましい問題患者は、車椅子にのせられてステーションにいた。
部屋の人があんたは日本一のおお泥棒とわたしに言う。たくさん聞いた。母はひとり息子のわたしを育てるために身を粉にして働いた。疲れて寝ている母が寝言でススムちゃん!と呼んで起きたことを思い出した。
いろいろ病院ではやっかいだろうがわたしの母。