日別アーカイブ: 2014年8月31日

月に一度の休日

昨夜のテレビ録画は「芙蓉の人」とEテレ「戦争は罪悪である」の2本。夜明けまでに再生2本とも見た。

お名前は忘れたが、日中戦争勃発のころ、名古屋の浄土真宗大谷派の70歳すぎの僧侶が「戦争は罪悪である」と公言され、さまざまな弾圧を受けられた。農村の働き手が戦地に送られ、農耕馬まで軍馬として徴用された。残された高齢者と婦女子が人力で営む農業は過酷だった。
そのうえ殺生を禁じた仏教界まで時世に迎合し、日本人が他国からの侵略から自衛するには「一殺多生(ひとつの命をとり、多くの命を生かす)」という浄土真宗のスローガンが打ち出された。
たしかに、日中戦争から大東亜戦争を「聖戦」ととなえる人もある。たいせつなことは、先勝国から裁かれた極東軍事裁判は別にして、日本人が政界・軍部・マスコミ・財界に宗教界もふくめて、日本人が戦争責任を裁いていない点にあると思う。

母を見舞い、食欲が旺盛になり少し太ったようすに安心。わたしに見えない世界がはっきり見えるらしく面白い。化粧水と手鏡の差し入れにご満悦。

県立美術館「山下清展」に行った。入館したところで声をかけられた。ぎじろくセンター当時、若い女性を採用し米子市に営業所を開設したので宇部から派遣した「みどりちゃん」だった。ピンク・レディーを歌って踊った彼女は47歳。お嬢さんは21歳と聞いて、わたしも家内もシルバーだとつくづく実感。9時半入館でも長蛇の列。約90分で作品をみた。
山下画伯の作品は、全国を放浪し、印象的な場面を脳裏に刻み込み、戻ってから作品づくりに没頭されたと知った。その風景は驚くほど正確に描写されていると説明されていた。
お昼は山口市内。家内が運転するので生ビールを一杯。
月に一度の休日。今夜は真砂恵さん家族が夕食に来てくれる。