日別アーカイブ: 2014年11月14日

正志活躍しただろう

農園に正志が7時に着いた。金曜日から日曜日まで、農園作業と配達などすべてを任せてわたしら夫婦は別府から松山に向かう。
このために先日から山口市・防府市・周南市方面は2度にわけて早朝5時から配達ルートを教え、萩市から長門市に美祢市は、わたしの配達に動向させた。もちろん配達はいつもの宇部市内もある。
採卵・検査に仕分け。餌やりに鶏舎掃除など仕事のボリュームはある。犬の世話も朝夕ある。
わたしの心配は山ほどあるが、いつかは必ずやらねばならない私と正志の正念場。今回はその1回目。
細かい打ち合わせをして正志は農園から右に出た。私らは左に出た。八幡さまに参拝して、留守中の母のこと。農園全体のことを拍手にこめた。
甘木市近くの大刀洗平和記念館に10時まえに着いた。戦前から戦中ここには西日本最大の陸軍航空基地があった。多くの若者が沖縄などに特攻隊として散った場所。知覧ほどの知名度はなぜかない。
着いて入るとすぐ職員さんが「これからすぐに映画が始まります」と案内してくださった。よいタイミングに着いた。
映画のおかげで大刀洗基地のこと、基地で街がにぎやかだったことなどがよく理解できた。
記念館には、マーシャル諸島タロア島の密林で戦後発見された零式艦上戦闘機。
大刀洗基地から出撃して撃墜され博多湾の海底から引き揚げられた九七式戦闘機。
この2機が復元され展示されていた。ほんものから伝わる圧倒的迫力。
特攻にむかった若者が家族に遺した遺書・辞世の句・遺髪や爪が遺族から寄贈され展示され、幼い面影がのこる数多くの遺影には胸がくるしくなった。
この若者が命を散らしても守ろうとした国にならねばならない。また後世に語り継がねばならない。
昼は日田市の焼そば「想夫恋」昔から変わらない味を楽しんだ。
高速道路は使わないで秋の豊後路をゆっくり走った。2段の滝で景勝地、天ヶ瀬の「滋恩の滝」を撮っていたら背後の久大線を「ゆふいんの森号」が若くさ色の車体を超低速運転で、乗客が滝を撮影できるようサービス走行をした。車窓には外人などみなさんがカメラを向けていた。
山頂に雪をいただいた由布岳を左からまわり別府明礬温泉到着。今回は安くて湯の種類が多い「夢たまて箱」に立ち寄り湯。
海辺の北浜温泉の宿に着いた。
母の病院。正志からも連絡はなく安心して晩酌ができる。