日別アーカイブ: 2014年11月16日

さぁ!明日から頑張れる

夜9時過ぎから「道後温泉本館(坊っちゃんの湯)」付近で霧を舞い上がらせるイベントがあると夕食お給仕から教えてもらった。
この、私ら夫婦の部屋担当のお給仕さんは愉快だった。老舗の宿の部屋には創業者が遺した苦労話の自費出版が「読んでくれ」と言わんばかりに床の間に鎮座していた。わたしは装丁などに興味がありパラパラ見ながら「立派な方ですね」と社交辞令でお姉さんに声をかけたら「偉そうに」と吐いてすてるようにつぶやいた。その働く者の本音が愉快で焼酎を追加した。
坊っちゃんの湯は宿からすぐ近く。観光客でにぎわっていた。男湯は西と東、ふたつの湯船があり両方楽しんだ。若者や家族連れで本館近辺はたいそう賑わっていた。ドライアイスを使ったショーも観客うけがよかった。人力車や麦酒専門店などがあり楽しい温泉地だった。
今朝も4時前に起きた。朝風呂をゆっくり楽しんだ。
観光地松山はたくさん見るべきところがある。けれども、わたしの旅は旅番組とはちがい、わたしが一番行きたい場所を訪れることにしている。
初日は、九州国立博物館で開催中の故宮博物館の展示物を見に行こうと思って、作品を調べてみたら私には理解し難い「書」などがあり、限られた時間の1日で、背伸びをして台湾の展示物をみるより、大刀洗平和記念館を選んだ。
きょうは、松山市内の観光地はキャンセルして「しまなみ海道」1本に照準をあてた。
今治市から尾道市までの海道。その島を観光した。そのなかでも大三島の「大山祇(おおやまづみ)神社」は2600年の歴史があり国宝が数々あった。
村上水軍の歴史はあっても橋が開通するまでら観光客が立ち寄ることもなかったであろう島々には、観光バスや全国ナンバーの自家用が列をなして訪れていた。インフラ整備の重さを感じるなかで、地元お土産店の客引きにはうんざりした。
日常からはなれた2泊3日を過ごし、1年ぶんリフレッシュができた。
農園にもどる前に吉部八幡宮に、旅のあいだ母が健やかに日々をおくれたこと。農園の仕事が問題なく終えたことの御礼の参拝をした。
農園では正志がひとり黙々と作業をしていた。犬たちは尾がちぎれるぐらい喜んだ。
さぁ!明日から頑張れる。