梅雨入り近し


下松から帰り冷酒でカツオ。
あの台風18号で倒れた岐波の松林の一本の根を、毎日夕方からスコップで掘っている人物を噂で知った。それは広く根を張ったようすを掘出し、その場に地域の子供を集めて、松は見えないけれどおおきく根を集め張っている。見えないものが大切だ。
そんな話しをされたのが阿知須の鍼灸師村田さん。いま井上酒店がぎっくり腰で通っている。当時、わたしは村田さんにお掃除のことなど受け売り話しを調子にのって喋っていた。
とうとう村田さんが一言つぶやいた「ここに来られる老人は、だれもが本になるような人生を歩んでおられるが、だれも多くは喋らない」10やったら100ぐらい言わなければ気がすまない性格はまだ改まらない。