貧者の兵器とロボット兵器


昨夜録画した番組を4時まえから1時間かけて観た。アフガンにソ連が侵攻する歯止めとして、当時アメリカは大量の武器と、爆弾づくりのノウハウそしてゲリラ戦争を現地に提供した。
ときが移りその武器でアメリカがゲリラ掃討に難儀している。ミサイルや爆弾。機関銃を装備した無人飛行機が、はるか上空の偵察ロボット機がとらえた標的を撃つ。ゲリラ拠点に買収された現地人が発信機を置く。その誘導電波でミサイルが発射される。
驚いたことは、その多種にわたるロボット兵器は、衛星を介してラスベガス近郊の基地で正確に遠隔操作されていた。若いたくさんの男女がゲームのように標的を破壊する。砂ぼこりも悲鳴も火薬のにおいもない場所から。
つまり命のとりあいではない。おおざっぱに攻撃するから巻き添えも多くなる。立ち向かえない敵に立ち向かう手段は、アメリカ本土での大規模テロでしか対抗できない。軍事産業が莫大な利益をあげる代償は人類の悲しみしかない。
1日この番組を考えつづけた。