栽培屋さと

朝6時。気温24度。晴れ。自業自得の火曜日の朝。

寝不足と二日酔いの体を引きづりながら7時すぎから採卵を始める。

Iさんが出勤するまでは一人作業。鶏に「すいませんねぇ。遅くなりまして・・・」と詫びながらの採卵。タマゴを運ぶ度に汗かきながら「ドッコラショ」をひとりで連発。

10時半ごろ「そば処武蔵野さま」から注文の電話が入る。いつもの「今日配達お願いします」のあとに「佐藤さんのナスを10本ほど納品できますか?」とのお尋ね。

昨日、栽培屋さとの佐藤さんがサンプル営業したナスの品質が良かったよう。彼にはタマゴの配達の便を使ってもらって結構なのでと伝えていた。

15時前に配達に出て、有帆の配達先に向かう途中、万倉の佐藤さん宅を経由し車にナス10本を積み込む。

売価がいくらか知らないが、武蔵野のご主人も新鮮で質が良いので値段は彼の言い値で良いと話されていた。何かと忙しい農家さん。配達の負担を少し軽減してあげられたらと私から提案した仕事。

どんどん私の便を使って下さいとお願いだけはしておいた。

ナスビ10本の売り上げがどうかとか、コストがどうかとか難しい話はわからないが、取引先さまのご意見を伺ったり、自分が提供できる野菜の量や時期をすり合わせていくと割りと楽しい流通、人間関係が築けるのではないかと思う。

5年前、脱サラして就農した「栽培屋さと」の佐藤さん。

学年が一つ下の同世代で、薄毛の私が劣等感なくお付き合いできる毛髪具合。農業に真剣に取り組んでおられる姿勢にはいつも勉強させていただくことが多い。

今日も一日ありがとうございました。

あだちまさし