50年ぶりの再会


農園軒下でツバメのヒナが5羽順調にそだっていた。今朝も親が運んでくる餌を懸命に受けようと元気だった。ここでは毎年巣立つまえにヘビがきてツバメは受難の場である。ヘビがのぼらないように柱にビニールをまいておけばよいと知ったので夕方やろうと思っていた。5時前に戻ったら正志が「ヘビにとられたようです」と言った。電柱を利用した柱をのぼるヘビだから相当おおきいにちがいない。朝やっておけばよかったと悔やまれる。マムシ以外のヘビは殺さない。野ネズミをとってくれる。ネズミが繁殖したほうが困る。
森山良子の「30年を2時間半で」という(昔の恋人と30年後、偶然にあい2時間半の会話で21歳の気持ちになった)歌がある。待ちわびた「にんじん」が届いた。赤い髪の毛、そばかすの顔で母親や兄弟から名前ではなく「にんじん」と呼ばれる。幼いころ読んだ同じ活字に「ああここが悲しかった場面だ」とか懐かしく読みはじめた「50年ぶりの再会」